先輩職員のインタビュー

令和3年度採用水産林務部森林環境局 森林活用課

草郷 里奈

農学部森林科学科出身
令和5年12月時点

入庁動機・きっかけ


大学・大学院では森林政策学専攻だったので、森林や林業に関係する仕事に就きたいと漠然と考えていたのですが、同じ学科の卒業生に公務員が多かったこともあり、様々な業務を通じて森林・林業に携わることができる、技術系の行政職員を志望するようになりました。また、もともと北海道出身ではないのですが、大学入学後の6年間北海道で暮らして、自然が豊かで食べ物も美味しい北海道から離れがたくなっていたこともあり、北海道の森林づくりに貢献できる道職員の林業職に魅力を感じ、入庁しました。

今の部署の仕事について


森林活用課では、木育(もくいく)の推進や道民の森の管理・運営、企業と連携した森林づくりの推進、林業普及指導など様々な業務を行っています。入庁から約2年間は木育の情報発信や木育イベントの準備・当日の運営、木育マイスター(北海道が認定する木育を普及させる専門家)の育成・支援等の業務に携わりました。行事ごとが多かったので、休日出勤や外勤・出張なども比較的多い係でした。3年目からは課内異動により業務内容が大きく変わり、現在は課の経理や庶務、予算や企画等を担当しています。内部調整が必要な業務が多いので、係や課内での連携を図りながら業務を進めています。

印象的だった仕事のエピソード


採用から約2年間、木育イベントの告知や開催報告などの情報発信を担当していました。もともとSNSは「見る専門」だったのですが、入庁して1ヶ月後には情報発信の主担当として、SNS2種類の新規アカウント開設業務も含めた3種類のSNSを運用することになりました。1年目はコロナウイルス感染症の影響がまだ大きくイベントの多くが中止になっている状況だったため、投稿内容に困ることも多く、ネタ探しに苦労しました。2年目にはほとんどのイベントが復活し、また情報発信に関わる職員が増えたこともあり、投稿の質を高めるために内容やタイミングなどを工夫し、より魅力的な情報発信を行うようにしました。大変なことも多かったのですが、情報を発信する側を経験することでSNSの有用性を再確認でき、また情報収集の習慣が身につき、その後の業務全般に生かすことができているので、今後につながる貴重な経験になりました。

働いて実感する魅力とやりがい、将来像


業務の幅広さと定期的な異動が魅力だと思います。林業職と言っても、道には森林や林業に関わる様々な部署があるので、幅広い業務に携わるチャンスがあります。もちろん初めての部署はどうしても一から勉強にはなりますが、それまでの経験や知識が生かせることもあり、長い目で見た時には自身の成長ややりがいにつながると思います。また、現在入庁3年目で転勤を伴う異動はまだありませんが、定期的な異動も魅力の一つだと思います。異動によって新たな経験や知識を得られることはもちろん、新たな環境や人との出会いによって能力や視野を広げることができ、自己成長やキャリアアップの機会になります。加えて、全道に振興局や出先機関があるので、それぞれの地域で味わえる食べ物や美しい自然も魅力の一つだと思います。

休日・プライベートの過ごし方


休みの日は、家で読書をしたりドラマを見たり、のんびり過ごすことが多いですが、たまに友人と買い物に出かけたり映画を見に行ったり、美味しいスイーツを食べに行ったりもします。夏季休暇や年末年始などの長い休みは実家に帰省することが多いですが、逆に家族や友人が遊びに来てくれて道内旅行をすることもあります。北海道には観光地や絶景スポット、美味しいグルメがたくさんあるので、行くところに困ることはありません!笑

ある1日の流れ

8:45
出勤、メールチェック
9:00
契約や支払い等の庶務
12:00
昼休み
13:00
各種調査への対応
14:00
急ぎの照会ものへの対応
15:30
決定書の作成・回付
17:00
翌日の予定確認、進捗管理等
17:30
退勤