先輩職員のインタビュー

平成31年度採用オホーツク総合振興局東部森林室 森林整備課

小野田 優希

森林科学科出身
令和5年12月時点

入庁動機・きっかけ


身近に公務員が多く、色々話を聞いたところ、休暇取得や期末手当などが充実している点で良いと思い、公務員就職率が高かった地元の農業高校に入り公務員を目指しました。ただ、公務員にもたくさんの職種があり迷いましたが、高校で学んだことを生かすことのできる職業に就きたいと考えていました。農業高校での実習の際、現場を見学する機会があり、どの現場でも働き手が不足し、困っている話を聞き、どうにかしたいと考えました。人手を増やすことが理想ですが、決して簡単なことではないため、少ない人数でも現場を回せて、少しでも快適に作業できる環境を自分でも作りたいと思ったのがきっかけです。北海道職員を選んだ理由は、初めて親元を離れて一人で暮らすことを考えると、何かあった際に道内の方が身内も多く安心でき、各地域の魅力的なグルメや観光スポットなどを楽しむことが出来ると考え、住み慣れた北海道で就職したいと入庁を決めました。

今の部署の仕事について


森林整備課の中でも、主に立木販売業務を担当しています。立木販売業務は、道有林内で生育した木(以下、「立木」という。)を入札などの方法で販売を行う業務と、立木を購入した企業が行う造材作業の監督業務を行います。販売する立木は、事前に職員と外部委託により調査を行い直径等を計測します。そのほかにも、保安林申請業務を行っています。
保安林とは、水源の保持や土砂災害の防止など公益的機能を重視、発揮することなどを目的に指定されている森林のことです。
その森林で伐採などを行う際は、振興局に該当申請書を届出なければならないため、その申請書を作成しています。

困難や失敗を乗り越えたエピソード


入庁2年目のときに、直属の上司の異動で、自分が経験の浅い販売業務を担当することになり、当時は販売に関する知識も少なく、何から手をつけていいのか右も左も分からず大変でした。ですが、上司や同僚など、周囲のサポートを受けながら販売に関係する書類から業務内容を勉強して、スケジュールに余裕をもって資料を作成することが出来るようになり、問題が発生しても慌てることなく対応出来るようになりました。
現在は、自分で考えながら余裕をもって業務に取り掛かれるように、”何事にもなるべく早め早めに行動に移す”よう心がけています。

働いて実感する魅力とやりがい、将来像


公務員は、机に向かってパソコンを使っているイメージがあると思いますが、造材作業中の現場に行き、監督業務を行ったり、冬には、次年度に伐採する箇所を調査するために、スノーモービルを運転して森林内を移動することもあります。森林内の調査は大変ですが、現場の山頂に登った時の達成感や森林の四季の移り変わりを肌で感じることができる仕事でもあります。
将来的には、良い森林づくりができるよう、様々な知識や経験を積み、皆から信頼される職員を目指していきます。

休日・プライベートの過ごし方


本を読んでまったり家で過ごす他にも、土日や夏季休暇を使って友人や家族と旅行に行ったり、春から秋にかけてはドライブやキャンプ、温泉巡り、冬には同僚たちとスノーボードをしたりと、地方の暮らしを満喫しています。
北海道には、アウトドアを楽しむところや日帰りで行ける観光場所がたくさんあるので、地方の暮らしでも楽しく過ごすことが出来ます。

ある1日の流れ

7:45
(1時間早出)メールのチェック、係内の決裁確認、タスク確認
9:00
業者からの問い合わせ等について対応
10:00
保安林申請書作成
12:00
昼休み
13:00
保安林申請書作成、決裁、振興局に送付
16:00
翌日の予定確認、タスク管理
16:30
退勤