先輩職員のインタビュー

平成24年度採用宗谷総合振興局産業振興部 農村振興課

丹野 修人

高校卒:農業土木工学科出身
令和5年3月時点

入庁動機・きっかけ


高校二年生の時に、卒業生の方に開いていただいた「農業農村整備事業の現地見学会」がきっかけとなりました。現地見学会では、水田の大区画化工事を見学し、ほ場の中を何台もの重機が動き回る光景が印象的でした。それを機に、農業農村整備事業に関心を持ち始め、道庁が事業を行っていることを知りました。私は、様々な地域の農業に触れられることに魅力を感じて、入庁しました。

今の部署の仕事について


宗谷管内は、立地や気象条件から寒冷地に適した酪農が盛んな地域であり、北海道農業の重要な役割を担っています。そのため、農村振興課では、主に乳牛を主体とした酪農家の経営拡大や生産性向上を図る草地整備、営農や生活環境を改善するための営農用水整備等を実施しており、私は監督員という立場で携わっています。監督員の業務は、北海道が発注した工事が受注者により適正に施工されているか確認したり、施工中に起きた問題の対応などをしており、夏期は特に工事現場に足を運ぶことが多いです。また、工事発注の準備段階として、関係官庁との協議や申請書の提出、予算管理などのデスクワークもあります。どの業務も農家の方々や地元関係団体の要望に応えられるよう意識して職務にあたっています。

印象的だった仕事のエピソード


農家の方の要望に沿った整備を目指していますが、事業制度上、要望に添えないケースもあり、農家の方から不満の声があがることがあります。その際、農家の方との打合せをもとに、検討を重ねて決定した整備内容が効果を発揮し、感謝の言葉をいただいた時は、努力が認められた喜びを感じたことを覚えています。

働いて実感する魅力とやりがい、将来像


北海道職員の特徴として、異動があることが挙げられると思います。勤務地が変わると、その地域毎で要望されている整備内容も様々なため、必要な知識も異なります。新しい知識を習得するのは大変なことではありますが、多様な視点を持つことができ、仕事の幅が広がると思います。また、それぞれの勤務地では同職場の職員はもちろん、他部署の職員とも交流があり、仲間が増えるのも魅力の一つです。今後も新しい経験を積んで、周囲から頼られる職員を目指して頑張りたいと思っています。

休日・プライベートの過ごし方


温泉地に行って、温泉や最近流行りのサウナに入ったりしてリフレッシュしています。北海道はとても広いため、向かう先によっては移動時間が長くなることもありますが、名物グルメを食べたり、絶景スポットに行ったりと道中も楽しめます。冬はなかなか遠出が難しくなりますが、職場の同僚と勤務地の魅力を感じながら充実した日々を過ごしています。

ある1日の流れ

8:45
出勤
メールのチェック、問い合わせの対応
9:30
工事現場の確認
現場代理人と工事の進捗、今後の予定を確認
12:00
昼休み
13:00
測量設計業務のコンサルタントと設計内容の打合せ
14:30
工事内容の変更手続きにかかる書類作成
16:00
予算管理、各種調査の対応
17:00
翌日のスケジュール確認
17:30
退勤