先輩職員のインタビュー

令和2年度採用オホーツク総合振興局産業振興部 中部耕地出張所

荒井 佑介

農学生命科学部地域環境工学科出身
令和5年12月時点

入庁動機・きっかけ


学生時代は農業土木を専攻しており、この分野を活かせる仕事に就きたいと考えていました。ゼネコンやコンサル、公務員など選択肢はいくつかありましたが、発注者として設計から工事完成まで幅広く携わることができる点と、自身が生まれ育った北海道の様々な場所で働ける点に魅力を感じ、北海道庁で働くことを選びました。

今の部署の仕事とやりがい


私たちは、北海道の農作物の生産性の向上や経営安定化を目的として、区画整理や暗渠排水など畑地・水田整備や、農道・排水路整備など公共事業の工事に関する仕事をしております。
具体的には、各職員ごとに担当する地区が割り振られ、担当地区内の工事監督や受益者協議など外勤がメインとなる仕事から、予算資料や設計図書作成などの事務作業に至るまで、多岐にわたる業務に取り組んでいます。
どの仕事も工事を進める上で重要ですが、時には現場で生じる課題やトラブルにより工事に影響を及ぼすこともあります。その際、自身で対応策を考えつつ、時には係長や先輩職員の助けを得ながら課題解決を目指します。解決に時間が掛かることもありますが、何とか無事に工事を完成させた時には、今まで頑張ってきたことに対するやりがいを感じたり、達成感を味わうことが出来ます。

困難や失敗を乗り越えたエピソード


入庁したばかりの頃、担当している工事業者の方からの質問に対して「工事を発注している側なのに、分かりませんなんて言えない」といったプレッシャーから、上手に説明出来ないことが何度もあり、失敗していると感じることがありました。ですが、このままではいけないと感じ、分からない部分は相手へ正直にその旨を伝え、工事現場から事務所に戻ってから速やかに仕様書や指針で確認したり、同僚や係長へ相談し、時間を空けず回答をするよう心掛けるようになりました。何度も繰り返す内に、次第に知識や経験が蓄積され、最近では業者の方からの質問に対応できるようになってきております。少しずつではありますが、失敗を乗り越えて成長出来ているのではないかと感じます。

働いて実感する魅力とやりがい、将来像


仕事の関係上、数多くの畑へ訪れ、中には農家の方とお話をする機会があります。中には過年度の工事で関わりのあった人にお会いすることもありますが、その際に「前に工事をしてくれたおかげで畑がよくなった。どうもありがとう。」と言われることがあります。人から感謝されることは嬉しいですし、何より自分たちの仕事が人のためになっているのが実感でき、やりがいを感じられます。
ただ、全国的に農業就農者人口は減少かつ高齢化傾向にあり、北海道も例外ではありませんが、現場へ訪れると高齢ながらも活気ある農家の方や、新規就農者の方など前向きに農業に取り組まれている方が多くいらっしゃいました。今頑張っている農家の皆さまから、土地改良事業は強く求められておりますので、将来もこの仕事を通じて北海道の農業に貢献していきたいと考えております。

休日・プライベートの過ごし方


休日は職場の同僚と野球やテニスなどのスポーツをしたり、ジムで楽しく身体を動かしています。他には、夏は上司の方々や同僚と釣りやキャンプをしたり、冬にはスノボをするなど季節によって様々な楽しい過ごし方をしています。
最近は温泉へ行くことがマイブームで、地元の十勝に帰省した際には友人とサウナや岩盤浴へ頻繁に行くようになりました。
道東中心に活動していますが、北海道の自然を感じながら日々楽しく過ごしております。

ある1日の流れ

8:45
メールをチェックし、施工業者や関係機関からの問い合わせに対応
10:00
工事現場へ訪れ、段階確認実施
12:00
昼休み
13:30
関係機関協議(市役所道路管理課)
15:00
予算関係資料の作成
18:30
退勤(1時間残業)