先輩職員のインタビュー

平成30年度採用留萌振興局産業振興部 留萌農業改良普及センター

田中 駿介

農学部 生命科学科出身
令和5年3月時点

入庁動機・きっかけ


 大学で学んだ内容に関連した仕事を探していた中で、教員の方や研究室の先輩に教えていただき普及指導員の仕事を知りました。都道府県の採用情報を調べると、北海道では行政職や研究職とのジョブローテーションがなく、普及指導員として農業に関わることができることが魅力に感じました。
 北海道へは旅行でしか来たことがありませんでしたが、農業に関わる仕事をするなら日本の食料供給地域といわれる北海道で!と思い立ち北海道での就職を選択しました。

今の部署の仕事について


 留萌農業改良普及センターに所属し、主に水稲の栽培技術や青年農業者に関する普及業務を行っています。
 水稲については留萌の基幹作物であり、良食味米の産地としても知られています。そのため、良食味米の安定生産にむけた情報提供や提案のほか、担い手不足に対応した湛水直播栽培や高密度播種短期育苗といった省力化技術の導入支援を行っています。
 青年農業者については、地域の将来を担う若手農業者を対象にしたゼミナールの開催や青年農業者の自己研鑽の場である青年グループの活動支援などを行っています。

印象的だった仕事のエピソード


 農業者が新しく導入した技術でどのようにして安定生産を図っていくか相談された仕事が印象的です。地域でこれまでに導入されたことがなかった技術のため当初はうまくいかないことも多くあり、改善手法に非常に悩みました。職場の先輩方に助けていただきながら農業者に様々な提案を行い、「それはちょっと・・・」、「これならできるかも・・・」と打ち合わせした結果、現場で実践された技術が収量に結びついたときは非常に嬉しく感じました。

働いて実感する魅力とやりがい、将来像


 普及センターの業務は農業者との距離が近く、地域に密着したものになります。農業者と信頼関係を築きながら一緒に解決策を考えて提案をしていく中で、「ありがとう」や「次もよろしく」といった声をいただくと非常に嬉しく、仕事のモチベーションにもつながります。実際に現場の声を間近で聞きながら働けることがこの仕事のやりがいだと思います。今後にむけて農業者の方や関係機関から信頼されるような普及指導員を目指して自己研鑽していきたいと思います。

休日・プライベートの過ごし方


 釣りが好きなので、休日は北海道の豊かな自然の中で釣りを楽しんでいます。春はサクラマス、夏はヒラメやソイ、秋はサケを狙って北海道の味覚を満喫しています。
 また、広大な北海道でのドライブや各地の美味しいもの巡りをするのも楽しみの一つです。

ある1日の流れ

8:45
出勤 スケジュール確認、メール確認
9:00
重点地区農家等巡回
11:00
現地要請対応
12:00
昼休み
13:00
生育調査
16:00
データ整理、資料作成、担当者打ち合わせ等
17:30
退勤