先輩職員のインタビュー

令和2年度採用保健福祉部 旭川児童相談所稚内分室
福祉指導員

小林 沙織

人文学部臨床心理学科出身
令和7年3月時点

入庁動機・きっかけ


私が、就職について考え始めたのは大学3年生の夏頃でした。どこに就職すべきか悩んでいたところを大学の教授に勧められたのがきっかけで福祉職がある北海道にしようと決めて、入庁しました。どうしても転勤をマイナスに捉えてしまう方もいらっしゃると思いますが、仕事を理由に普段行かない地域に住むことができるのもひとつの魅力だと思います。

今の部署の仕事について


振興局での生活保護のケースワーカーを経て、現在は児童相談所の地区担当の児童福祉司として勤務しています。主な業務としては、子どもの養育に関する悩みや相談、児童養護施設や里親宅で生活している子どもの対応等を行っています。初めの頃は、本当にこれで良いのかと悩むこともありましたが、上司や同僚の力を借りながら、家庭での悩みを少しでもなくせるような相談対応を心がけています。対応後に保護者の方から感謝の言葉をいただくととてもうれしい気持ちになります。

学生時代の専攻や勉強はどう活きているか


学生時代は、臨床心理学科ということで心理や福祉の勉強を多くしてきました。学生時代に勉強していても、実際に業務で経験してみないとわからないことは多いです。しかしながら、働いていくうちに必要な知識などは入ってくるものですので、問題ないと思います。児童相談所は専門的な知識が求められることもありますが、研修が充実しており、入庁してからも学ぶ機会が多いので安心です。

働いて実感する魅力とやりがい、将来像


児童相談所での仕事は、休日の当番や急な対応を求められることもあり大変だなと感じることも少なくはありません。その一方で、一つの家庭に関わり、児童相談所が介入したことによってプラスに働くととてもやりがいを感じます。少子化といわれている現在ですが、悩みを抱えている親御さんは多く、微力ながらもその助けになれるこのお仕事は素敵だなと感じます。

休日・プライベートの過ごし方


休みの日は、夏はバーベキューをしたり、旅行や遠出をして過ごしています。動物が好きなので、動物園に行ったり、宗谷は自然が豊かで、野生の動物がたくさんいるので、観察しに行ったり、写真を撮りに行くことが多いです。休みではないですが、平日にも仲間でバスケットボールをして遊んだり、充実した毎日を過ごしています。いつか転勤で必ずこの土地を去ると考えると、今いるうちにたくさん満喫しなければ!という気持ちになります。

ある1日の流れ

8:45
出勤(メールチェックや記録作成)
9:30
定例会議
12:00
昼休み
13:30
来所相談対応
15:30
記録作成
17:30
退勤