先輩職員のインタビュー

平成29年度採用建設部土木局 河川砂防課

安藤 駿平

工学部環境社会工学科出身
令和5年12月時点

入庁動機・きっかけ


道職員を目指したのは、北海道内で働きたいというシンプルな理由からです。私自身、江別市出身で大学を卒業するまで道内で生活してきたこともあり、家族や親しい友人等もいる北海道に住むことは職場を選ぶうえでの優先事項でした。また、引っ越しが大変という面もありますが、全道各地への転勤があるところも魅力の一つだと考えていました。これまで2回の転勤がありましたが、その地域に住まないとわからなかった魅力を発見したり、住んだ町を拠点にして近隣の町に出かけたりという楽しみ方はあると感じました。職種は、大学で環境社会工学科に所属していたので、関わりのある総合土木に申し込みました。道職員の土木職の仕事について具体的なイメージを持っていなかったので、実際に仕事をしてみてこんな仕事だったのかと思うことばかりですが、土木インフラの整備等を進めることで北海道に貢献できている部分に大変やりがいを感じます。

今の部署の仕事とやりがい


河川砂防課では、全道の河川・砂防・海岸事業を所掌しており、私は河川事業とダム建設事業を担当しております。北海道では、一級河川の知事管理区間と二級河川を管理しており、河川延長12,300kmは都道府県の中でも断トツに長い延長となっております。これら河川の洪水被害を防止すべく全道で河道の掘削や護岸などの河道整備を中心とした河川事業を順次進めているところです。また、河道整備のほかに治水対策の一つとしてダム事業があり、北海道でも佐幌ダム再生事業などダム建設事業が進められております。河川事業やダム建設事業が進むことで道内の洪水被害の軽減につながるので、そこに仕事のやりがいがあると強く感じています。また、これら事業を適切に進めていくためには、現場や関係機関との連携や調整が不可欠であり、周囲の協力があっての仕事だと実感しております。

学生時代の専攻や勉強はどう活きているか


学生時代は学科の中での専攻は土木でなく資源エネルギーでした。仕事に直結する専攻ではなかったところもありますが、基礎的な知識含めわからないことは多く、入庁後仕事を進める中で必要に迫られ勉強している状況です。仕事に使う知識としては、土木事業の計画や設計・施工の考え方、予算のルールなど学ぶべきことは膨大で全て身につけるのは難しいと思いますが、その中での優先度を把握して適切な判断ができるようになれたらと考えています。少ない経験の中で苦労した仕事としては、昨年の東北・北海道補助ダム会議が思い浮かびます。この会議は、東北と北海道の7道県で毎年実施している会議で、ダムの建設や管理における情報共有や意見交換の場ですが、昨年は北海道に開催県の順番が回ってきたので会議内容や会場、行程の調整等を担当しました。外部機関との調整を行う中で当たり前のことですが、スケジュールに余裕をもつことが大事だと実感しました。

働いて実感する魅力とやりがい、将来像


土木事業が進んでいく順序として、まず事業の立上げるための調査・計画があり、その後設計、施工と進んでいきますが、道庁の仕事ではその中のすべての段階に関わることが出来き、また自分の考えを反映できるので、そこに魅力があると感じます。また、北海道の特色として他の都府県に比べて広大なため、事業範囲が広く全道のいろいろな地域の事業に関わることができるところも魅力の一つだと思います。これからも様々な事業に関わっていくと思いますが、その都度新しいことを学んで成長していけたらと考えています。

休日・プライベートの過ごし方


家で過ごすこともリラックスできて好きですが、札幌で勤務するようになってからは、商業施設や飲食店が充実している市内へ買い物や外食に出かけることが多いです。仕事が落ち着いているときには、仕事帰りに職場で年齢の近い同僚を誘って飲み会をしたりします。札幌は大通り公園で夏にビアガーデンがあったり、季節のイベントも多いので、せっかくなので楽しめたらと思っています。また、実家もこれまでの職場と比較して近くなったので、帰省する機会が増えました。親や兄弟と話をすることがよい息抜きになっていると思います。普段の生活で車を使っていないためあまり遠出することは少ないですが、連休が続くときは、学生時代の友人や以前同じ職場で働いていた同僚に会いに行ったりして気分転換をしています。

ある1日の流れ

8:45
メールチェック、会議資料の確認、準備
9:30
建設管理部とWEB会議
12:00
昼休み
13:00
他機関との会議
17:00
会議を受けて、課内で打合せ
17:30
退勤 
18:00
飲み会