「同じ境遇となる職員のモデルになってもらえれば…」
上司からの後押しで、2人目誕生を機に育休取得。

建設部建築局建築整備課
建築第一グループ 主任

山田 健介(33歳)

入庁年月・区分 平成24年4月1日(上級・建築)
函館市 出身  

CAREER DATA

H24.4
オホーツク総合振興局網走建設管理部建設行政室建設指導課建築住宅係
H26.4
建設部住宅局住宅課計画指導グループ
H28.4
建設部住宅局建築指導課建築安全推進グループ
 ⇒H30.4
同課建築企画グループ
R01.6
建設部建築局建築整備課建築第一グループ

なぜ道職員に?

大学時代、東日本大震災後の東北地方を訪問し、県庁担当者にヒアリングする機会がありました。そこで、復旧・復興を担う都道府県職員の役割の大きさを実感し、自分もそんな風に責任のある仕事をしたいと思ったのがきっかけです。
 建築、都市計画分野において、国や市町村、民間事業者など様々な主体と関わりあいながら、世の中に対して「仕事を創って」行く側として働けるのではないかと思い、この道に進む決意をしました。

現在の仕事内容は?

道が所有する道営住宅、警察署庁舎、道立高校などの、新築・改修等の設計や工事の監督業務が主な仕事です。設計時には、施設側の代理人となって、設計事務所と設計内容の確認や調整を。また、工事施工時には現場に立会い、設計に基づいて適切に建設されているか確認を行っています。

育児休業取得時の状況は?

育児休業を取得したのは、二人目の誕生の時。一人目の子も2歳と目が離せなくなる年齢であったことや、妻の産前産後の負担を少しでも緩和したいと思い約3ヶ月間の育児休業を取得しました。
当時、北海道知事選挙の年であったことから、6月の人事異動直後のタイミングでの取得。異動前の仕事については、引継を終えており、異動後の業務内容についても職場に配慮いただいたことで引継事項等も発生せず、余計な負担がかからず取得できたのではないでしょうか。
三ヶ月という限定的な期間でしたが、言葉の発達や、親のお手伝いをしてくれるようになるなど、子供の日々の成長をこの目で見ることができた事はかけがえのない経験になりました。

育児休業を取得した際の周りの反応はいかがでしたか?

職場では、ある上司から「男性の育児休業が浸透していく時代になっていくだろうから、取得するだけでなく、復帰後の働きぶりも含めて、これから同じ境遇となる職員のモデルになってもらえれば」と激励のお言葉をいただきました。
妻は、出産時や出産後の定期検診などの際に、私が一人目の子の面倒を見ることできる体制となったので、不安もなく過ごすことができたと言っています。
育児、家事も分担して行うことで、お互いに負担も減り、穏やかに日常を過ごすことができたと思います。

休日の過ごし方は?

二人の子どもを連れて、ドライブや散歩に出かけています。

これからのイクメンへのアドバイス

「イクメン」という言葉が象徴するように、まだまだ男性が育児をするというのが少数派に捉えられていますが、必ずしも女性が育児をしなければならないと決まったものでもないと思います。
社会制度的にも、職場の制度としても、子育てを支援する様々な制度があるので、まずはそういったものを頭に入れた上で、パートナーそれぞれの価値観や生活スタイルを尊重して、子育ての仕方、働き方を考えていってはどうでしょうか。

未来の職員へのメッセージ

北海道が将来の課題に対して、どういった計画をもって施策を進めていくかについてはインターネットで検索すれば出てくるかもしれません。でも、皆さんが実際に道職員になって、職場の机に座って、地域に出て行ってどのような仕事をするのか、就職後どのような生活を送るのかまでは、WEB上には出てこないと思います。是非、説明会やインターンシップなど、様々な機会を活用して、実際の職員と交流してみてはいかがでしょうか。お待ちしております。