先輩職員のインタビュー

平成28年度採用環境生活部環境保全局 環境政策課

鈴木 輝

農食環境学群環境共生学類出身
令和5年12月時点

入庁動機・きっかけ


神奈川県出身である私は、北海道ならではの野生動物や魅力的な自然環境に興味があり、大学から北海道に移住しました。大学では、主に日本で北海道のみに生息するヒグマの研究をしておりましたが、野生動物や環境の分野を幅広く携わることができる道庁の環境科学職という専門的な分野があることを知り、入庁することを選択しました。道外出身なことから、道庁入庁後の転勤を通じた道内様々な地域で暮らすことができるのも魅力の一つでした。

今の部署の仕事について


現在の部署では、私たちの日常生活に欠かせない水道に関する業務を行っております。水道の業務は多岐に渡り、水道基盤強化のための市町村等職員への研修会開催、水道の広報・普及啓発、老朽化していく水道管や浄水場などの水道施設を整備していくために必要な資金に関して、市町村等へ補助金を交付する業務、断水事故などによる水道水への影響を把握する災害対応などを行っております。水道は、道民の皆さまの日常生活に直結しているため、正確かつ緊張感を持ちながら業務に励んでおります。

学生時代の専攻や勉強はどう活きているか


入庁してからの業務は野生動物に関する業務が多く、学生時代の専攻を活かすことができました。地方勤務時は、ヒグマが市街地に出没した際に、役場や猟友会の方などと現地で相談しながら、どのような対策を行うべきかなどの提案を行ったりしました。しかしながら、学生時代の知識だけでは、現場の問題を解決することは難しく、地域の様々な人からの支えやアドバイスをいただくことにより解決に近づくことが多いです。こういった地域の人々との関わりの中で得られる経験は、様々な業務で活かすことができるので、とても大切にしております。

働いて実感する魅力とやりがい、将来像


自分は、何かを伝えることが好きなので、勉強会や研修会の業務で参加者の皆さまに何か一つでも、理解を深めていただくことにやりがいを感じます。かつて担当したエゾシカの有効活用の業務では、子供たちを対象にエゾシカに関する基礎知識やエゾシカ肉の試食を体験できるエゾシカ出前教室を実施しました。子供たち相手ですと、伝え方次第では、興味を持つ、持たないがはっきり分かります。学校の先生にもアドバイスいただきながら、伝え方の工夫を行い、アンケート結果で理解度が深まっていたときは、嬉しい気持ちと自分自身の成長を感じました。この経験は、今後も役に立つと思いますので、後輩などにもアドバイスできるようもっとスキルを磨いていきたいです。

休日・プライベートの過ごし方


休日は、北海道の大自然をフィールドとしたアウトドアをひたすら満喫しております。山々の縦走、シーカヤック、バックカントリーなど、北海道は季節ごとに様々なアウトドアを楽しむことができます。最近始めたシーカヤックでは、世界自然遺産である知床半島を4泊5日かけて一周してきました。こんな大冒険が身近にできるのも北海道に住んでいるからこそできることなのだと実感するとともに、次の休みはどこでどんなアウトドアを満喫しに行こうかと日々、情報収集しております。

ある1日の流れ

8:45
出勤、メールチェック、事業者や市町村からの問合せに対応
11:00
事業者との打合せ
12:00
昼休み、職場の方と大盛グルメやカレー巡りへ
13:00
補助金の審査
17:00
翌日の予定確認、進捗確認
17:30
退勤(18:00~飲み会へ)