令和4年度採用紋別高等看護学院 高野 志保医療系短大(看護学科)出身 令和5年3月時点入庁動機・きっかけ 18年の看護師経験の中で、過去に1年、マンパワー不足という理由で教務に就いたことがあります。その時は、自分に「教える」だけの知識や技術や言葉が足りないことを痛感したのを覚えています。令和3年度まで訪問看護に携わり、看護経営を学ばせていただきました。身に着けた知識と技術と思いやりの実践は対象の心身を癒し望む生活の継続に結びつき、理論の実践は数値に結びつく体験をすることができました。また、多くの方達と協力して対象の生活について考える中で優しい地域の輪が広まるのを感じ、感動したことを覚えています。この看護の素晴らしさを伝える仕事にもう一度挑戦したいと考えるようになりました。育ちは埼玉県ですが、生まれ故郷の札幌に戻り8年が経ち、北海道で幅広く何らかの貢献をしたいと考えていました。入庁のタイミングはその両方に取り組める好機だったと感じています。今の部署の仕事について 看護は科学的根拠に基づく実践です。看護教育は知識・技術・精神・態度を同時に育てていく仕事であり、重責を感じています。分野は在宅看護論と基礎看護学を担当しています。授業も実習も担っていますが、初年度の今年は複数の実習施設を担当させていただき、在宅、基礎分野だけでなく、成人看護学実習、統合実習の指導も経験させていただきました。学校の仕事は多岐に渡りますが、式典、実習、入試、学校評価、ホームページ、学生自治等の係の一員として運営に携わらせていただいています。協力して仕事をしていくあり方について、新たな角度から学びをいただき、自己の課題に取り組んでいます。学生時代の専攻や勉強はどう活きているか 看護師になり、脳神経外科・神経内科、消化器内科外科・歯科口腔外科、心臓血管外科集中治療室、一般外科、頭頸部外科、救命センターを経て訪問看護を経験してきました。広く浅く獲得してきた知識と技術が在宅分野で幅広く活かされたように感じます。学校で与えられる命題について大きな抵抗感なく取り組むことができるのはこれらの経験に基づいていると実感します。 学生が看護を学ぶ際、自ら考え自ら解決する力を獲得するには学習の方法から伝えることが大切ではないかと考え、ひとつの事象を用いて多角的に捉える順序と考える工程をともに行うようにしています。そのため、ひとつの事象を掘り下げ深く勉強する行程が自分にも必要になりました。新たな行程が加わったことによって、身体についての自身の理解を深めることができ、これまでの経験との新しい結びつきを発見することができていると感じます。働いて実感する魅力とやりがい、将来像 教務はやはり難しく、自分の発言が学生に与える影響の大きさを実感します。仕事は楽しいと感じることもありますが、悩んだり失敗したりすることも多く落ち込むことがあります。けれど学生が、「高野先生は先生って感じじゃなくて、相談しやすい看護師の先輩でお姉ちゃんみたいなそんな感じです。」「一緒に実習に行きたかったから嬉しい。」「こんなに早く目指したい看護師さんに出会えるとは思いませんでした。」と言ってくれることがあります。一人でも二人でも、そう感じてくれる学生がいてくれたことはやりがいに繋がっています。看護教員としての自分、訪問看護師としての自分を両立して地域で活動できれば看護を学ぶ生活者(学生)を含めた、地域で暮らす全ての生活者に貢献できるのではないかという欲張りな将来像を考えています。休日・プライベートの過ごし方 慣れない教務で授業案作成が追いつかず、教科書を片手に自宅で過ごしていることもありますが、はじめてオホーツク振興局で暮らすことになり、行ってみたかった観光地に愛犬と出かけることが多いです。滝上町の芝桜や雄武町日の出岬からの日の出を見たり、札幌の自宅に帰る途中に名寄や富良野に立ち寄ったりと、札幌在住中にはできなかった「北海道」を楽しんでいます。住まいの近くには図書館や温泉があります。静かに読書にふけったり、週末は温泉で心身をリフレッシュしています。また、地域の子供達の自然体験教室や町のイベントにお手伝いで参加させていただくことがあります。地域の方々の優しさに心を温めていただく経験ができているのも入庁のお陰だと感じています。ある1日の流れ8:45出勤 メールの確認 9:00授業準備 学生用資料印刷、パソコンの作動・DVD接続の確認、人体模型等、授業で使用する備品の確認、学習指導案の見直し 10:40授業(2講目) 12:15昼休み 13:15係の業務(データの打ち込みと分析作業) 14:00職員会議、教務会議(会議録作成) 16:00学生からの相談対応や国家試験対策への指導 17:30退勤 職員紹介 平成22年度採用旭川子ども総合療育センター課 牧野 愛01 平成19年度採用旭川子ども総合療育センター課 林 知世02 試験情報はこちら 職種一覧ページへ戻る
入庁動機・きっかけ
18年の看護師経験の中で、過去に1年、マンパワー不足という理由で教務に就いたことがあります。その時は、自分に「教える」だけの知識や技術や言葉が足りないことを痛感したのを覚えています。令和3年度まで訪問看護に携わり、看護経営を学ばせていただきました。身に着けた知識と技術と思いやりの実践は対象の心身を癒し望む生活の継続に結びつき、理論の実践は数値に結びつく体験をすることができました。また、多くの方達と協力して対象の生活について考える中で優しい地域の輪が広まるのを感じ、感動したことを覚えています。この看護の素晴らしさを伝える仕事にもう一度挑戦したいと考えるようになりました。育ちは埼玉県ですが、生まれ故郷の札幌に戻り8年が経ち、北海道で幅広く何らかの貢献をしたいと考えていました。入庁のタイミングはその両方に取り組める好機だったと感じています。
今の部署の仕事について
看護は科学的根拠に基づく実践です。看護教育は知識・技術・精神・態度を同時に育てていく仕事であり、重責を感じています。分野は在宅看護論と基礎看護学を担当しています。授業も実習も担っていますが、初年度の今年は複数の実習施設を担当させていただき、在宅、基礎分野だけでなく、成人看護学実習、統合実習の指導も経験させていただきました。学校の仕事は多岐に渡りますが、式典、実習、入試、学校評価、ホームページ、学生自治等の係の一員として運営に携わらせていただいています。協力して仕事をしていくあり方について、新たな角度から学びをいただき、自己の課題に取り組んでいます。
学生時代の専攻や勉強はどう活きているか
看護師になり、脳神経外科・神経内科、消化器内科外科・歯科口腔外科、心臓血管外科集中治療室、一般外科、頭頸部外科、救命センターを経て訪問看護を経験してきました。広く浅く獲得してきた知識と技術が在宅分野で幅広く活かされたように感じます。学校で与えられる命題について大きな抵抗感なく取り組むことができるのはこれらの経験に基づいていると実感します。
学生が看護を学ぶ際、自ら考え自ら解決する力を獲得するには学習の方法から伝えることが大切ではないかと考え、ひとつの事象を用いて多角的に捉える順序と考える工程をともに行うようにしています。そのため、ひとつの事象を掘り下げ深く勉強する行程が自分にも必要になりました。新たな行程が加わったことによって、身体についての自身の理解を深めることができ、これまでの経験との新しい結びつきを発見することができていると感じます。
働いて実感する魅力とやりがい、将来像
教務はやはり難しく、自分の発言が学生に与える影響の大きさを実感します。仕事は楽しいと感じることもありますが、悩んだり失敗したりすることも多く落ち込むことがあります。けれど学生が、「高野先生は先生って感じじゃなくて、相談しやすい看護師の先輩でお姉ちゃんみたいなそんな感じです。」「一緒に実習に行きたかったから嬉しい。」「こんなに早く目指したい看護師さんに出会えるとは思いませんでした。」と言ってくれることがあります。一人でも二人でも、そう感じてくれる学生がいてくれたことはやりがいに繋がっています。看護教員としての自分、訪問看護師としての自分を両立して地域で活動できれば看護を学ぶ生活者(学生)を含めた、地域で暮らす全ての生活者に貢献できるのではないかという欲張りな将来像を考えています。
休日・プライベートの過ごし方
慣れない教務で授業案作成が追いつかず、教科書を片手に自宅で過ごしていることもありますが、はじめてオホーツク振興局で暮らすことになり、行ってみたかった観光地に愛犬と出かけることが多いです。滝上町の芝桜や雄武町日の出岬からの日の出を見たり、札幌の自宅に帰る途中に名寄や富良野に立ち寄ったりと、札幌在住中にはできなかった「北海道」を楽しんでいます。住まいの近くには図書館や温泉があります。静かに読書にふけったり、週末は温泉で心身をリフレッシュしています。また、地域の子供達の自然体験教室や町のイベントにお手伝いで参加させていただくことがあります。地域の方々の優しさに心を温めていただく経験ができているのも入庁のお陰だと感じています。