先輩職員のインタビュー

平成27年度採用水産林務部水産局 水産経営課

上條 明日菜

水産学部 海洋生物科学科
(大学院:環境科学院 生物圏科学科)出身
令和5年3月時点

入庁動機・きっかけ


 魚や海が好きで大学、大学院ともに水産業に関わる研究を行っており、その知識や経験を活かした仕事ができればと考えて入庁を決めました。また、自然やアウトドアが好きなので北海道の色々な地方で働くことができる点も私にとっては魅力的なポイントでした。

今の部署の仕事について


 水産林務部水産局では、水産業に関わる幅広い業務を行っていますが、現在所属している水産経営課では、魚食の普及や水産物の消費拡大を推進する業務を行っています。近年は魚離れが社会的な問題となっていますが、魚をもっと消費者の方々に食べて頂くため、漁業者や関係団体などによる料理教室や製品の開発、PR活動等様々な取り組みへの支援を行っています。また、道産水産物の消費拡大イベントも担当しており、私は委託先との企画調整全般のほか、時にはイベントの広報活動としてテレビやラジオに出演することもあります。道産水産物を使ったレシピ作成にも携わっており、プロの料理人の元へ足を運び、美味しい魚の調理法についてご教示頂くこともあります。

学生時代の専攻や勉強はどう活きているか・印象的だった仕事のエピソード


 以前に所属していた水産振興課では、水産動植物の生息場所となる漁場の整備に関する業務を担当しており、学生時代に得た生物の知識や現地調査の経験を活かした仕事を行っていました。もちろん学生時代の知識だけでは足りないので、道職員になってからも専門書・論文等や研究者の方から直接お話を聞いたりして勉強を続けていますが、働きながら新しいことを学んで水産業に役立てられることもこの仕事の醍醐味だと思っています。
 印象的だった仕事としては、入庁1年目に漁港の整備計画に携わったことが挙げられます。当時は漁港や水産土木について全く知識が無かったのですが、先輩の指導や地元の漁協、漁業者の協力によって計画を完成させ、古かった漁港を綺麗に整備することができました。自身が担当した漁港で魚が水揚げされているのを見ると、頑張った甲斐があったなとしみじみ感じます。

働いて実感する魅力とやりがい、将来像


 全国一の水揚げを誇る北海道で水産行政に携わることは、一つ一つの仕事がとても勉強になりやりがいを感じると同時に、その影響の大きさから責任を感じる場面もたくさんあります。近年は環境の変化など水産業を取り巻く課題が色々ありますが、将来に渡って豊かな海を守り、美味しい水産物を皆さんに提供できるよう今後も努力を続けていきたいです。

休日・プライベートの過ごし方


 釣りが趣味なので休日は海、川、湖に行くことが多いです。魚が釣れた際には自分で捌いて料理もします。職場の同僚や仕事相手の方も魚好きが多いので情報交換をしたり、時には一緒に遊びにいくこともあります。オホーツク総合振興局に勤務をしていたときは、知床やサロマ湖など豊かな自然に囲まれて、大変充実した日々を送ることができました。天気が悪い日には水産関係の資格の勉強をして過ごすこともあり、先輩達の指導のおかげで昨年は国家資格である技術士の資格を取得することができました。

ある1日の流れ

8:30
出勤。メールチェックなどの業務準備。
8:45
書類作成。補助金の書類審査など。
12:00
昼休み
13:00
委託業者との打合せ、イベント資料の校正など。
16:00
イベント告知のため夕方の情報番組へ出演。
イベントを盛り上げるため全力で宣伝します。
17:30
退勤