先輩職員のインタビュー

令和3年度採用中央児童相談所 子ども支援課

上川 慶生

福祉経営学部 医療・福祉マネジメント学科出身
令和5年12月時点

入庁動機・きっかけ


 私は何度か転職の経験があり、直近は地域包括支援センターで、高齢者の総合相談、権利擁護、高齢者虐待対応等の業務に従事していました。高齢者のみではなく、児童や障害を抱える人達等、より幅の広い人達の生活を支える仕事や、広い北海道のどこに住んでいても安心して生活できるよう、市町村の枠を超えた、地域包括ケアシステム構築の仕事がしたいと思い、入庁しました。

今の部署の仕事について


振興局での生活保護ケースワーカーを経て、現在は児童相談所で児童虐待対応の児童福祉司として「子どもの権利と福祉、安心した生活を守る」ため勤務しています。虐待通告を受け、何があったのか事実確認を行い、同じ事が起きないためにどうしていくか、子どもや保護者、関係機関と一緒に考えて行きます。
虐待対応は個人ではなく、チームで行います。適宜同僚、上司と共有し、最終的には児童相談所としての決定に基づき行うので、一人で抱え込むことなく安心して働くことが出来ます。(私は甘えて助けてもらってばかりですが・・・)

活かせる前職の経験・スキル


前職での、課題を把握するアセスメント、関係機関との多職種連携の経験が活かされていると感じています。虐待対応は役場、警察、学校等関係機関との連携は必須です。子どもや家族が抱える課題を把握し、虐待の再発防止と、子どもと家族がその地域で安心した生活を送るため、関係機関と連携して取り組んでいます。そのためにも、日頃からの関係機関とのコミュニケーションや社会資源の把握が大切だと思っています。

働いて実感する魅力とやりがい、将来像


児童相談所、児童虐待対応の仕事は大変だというイメージがあると思いますが、実際大変です(笑)。ですが大変な分、子どもや保護者から「安心した」「どこにも相談できず困っていた」等の言葉や、子どもが安心して生活している姿を見ると、安堵感ややりがいを感じます。
児童分野の経験が無くても、研修がとても充実していますし、子どもについて色々な事を学べるので、自分の子育てにも役立てることが出来ます。また、市町村の関係機関と連携を図るので、広域な人脈作りが出来るのも魅力の1つと感じています。
私は今後、前職やこれまでの経験を活かし、児童や高齢者のケアラー支援、地域包括ケアシステム構築の仕事をしたいと考えています。

休日・プライベートの過ごし方


私は夏は川釣り、キャンプ、冬はスキー、スノーボードとアウトドアが趣味です。特に川釣りが好きで、全道各地の川や湖に出かけ、ニジマス、アメマスや幻の魚のイトウなどを釣りに行き、自然を満喫してリフレッシュしています。北海道は自然や景観がすばらしいため、アウトドアやドライブ好きの方はプライベートを満喫出来ると思います。

ある1日の流れ

8:45
始業、メールチェック
9:00
家庭訪問、関係機関とのやりとり
12:00
昼休み
13:00
虐待通告、受理会議、家庭訪問(事実確認)、一時保護対応、訪問記録作成
17:30
退勤