先輩職員のインタビュー

令和1年度採用水産林務部水産局 漁業管理課

内野 聖子

水産学部資源機能化学科出身
令和5年12月時点

入庁動機・きっかけ


まず、北海道が好きになったというのが大きな理由の1つです。私の出身は青森県で、大学進学を期に北海道にやってきました。自分が勉強したかった分野に進学でき、初めて親元を離れて自由に一人暮らしをして、友人にも恵まれ、まさに”人生の夏休み”を謳歌しました。就職活動を始めるタイミングになったときに「北海道から離れたくない!」と思うほどに自分にとって思い出深い土地となりました。また、大学生活の中で部活動やアルバイトを通して様々な人との繋がりができて、お世話になった方々に恩返しとはいかないまでも、生活を支えるような仕事をしたいと思ったことと、自分の勉強したことが少なからず生きるだろう考えたことから水産技師を志望し入庁に至りました。

今の部署の仕事とやりがい


現在所属している漁業管理課は、漁業権及び漁業許可の許認可、主要魚種の資源管理、サケ・マス増殖事業、国際漁業に係る操業調整、漁業秩序維持のための指導取締など多岐にわたる業務を担っています。その中でも私は、資源評価に基づき、漁獲可能数量が設定された魚種の漁獲数量管理に関する業務を行っています。漁業経営にダイレクトに影響しうる業務を担っていおり、ふと荷が重いなと不安になる瞬間もありますが、振興局勤務時にお世話になった漁協職員や漁業者の方々を思うと、行政としてできる範囲は限られていますが、何とか地元に還元したいという思いが沸いてきます。

困難や失敗を乗り越えたエピソード


私は初任地が根室振興局で、1~2年目は漁業管理係で主に漁業許可の許認可や遊漁船業者の登録事務等を担当していました。3年目で水産振興係となり、水産動植物の生息場所を整備する公共工事を執り進めていました。どのような業務においても大小様々な失敗がありましたが、喉元過ぎれば熱さを忘れ、明確に覚えている事柄は多くはないのですが、様々な場面で「仕事の作法」を示してくれる人に恵まれたと思います。厳しいながらも行政マンとして尊敬できる上司や遠慮なく言い合える先輩に出会い、指導・アドバイスを頂きながら乗り越えさせてもらったという印象です。元論、他力本願的な思想で留まっていられないので、自発的に解決していけるよう、広く知識を蓄えていきたいです。

働いて実感する魅力とやりがい、将来像


北海道は全国一の水揚げを誇り、水産関係者も能動的に活動している方が多いと思います。そのような方々に囲まれて仕事をしていると日々刺激を受け、地域の要望に対応していくことでやりがいを感じます。また、浜に赴き漁業者と交流を持ち、自分の仕事の結果を直接感じられる点もモチベーション向上に繋がります。水産業を取り巻く環境は刻々と変化しており、厳しさ感じる場面も多々ありますが、北海道を支える地域産業である水産業の発展に貢献できる職員を目指しています。

休日・プライベートの過ごし方


休日はその日の気分によって色々ありますが、自宅から一歩も出ないと堅く決意する日もありますし、健康維持のためにジムに通ったり、各地の観光名所に行ったり気ままに過ごしています。北海道はウィンタースポーツが盛んで、私が幼少期からプレーしていたアイスホッケーを楽しむ環境も整っているのが嬉しい点で、度々試合観戦に行きます。

ある1日の流れ

8:45
出勤、メールチェック及び適宜対応                                                     
9:00
会議資料の最終確認
11:00
定例的に開催している系統団体との会議
12:00
昼休み
13:00
書類作成、会議議事録等、関係機関への会議結果通知に係るもの
17:00
全道の漁獲速報集計
17:30
退勤