先輩職員のインタビュー

令和2年度採用後志総合振興局産業振興部 商工労働観光課

井上 菜生

言語・社会教育専攻英語教育分野出身
令和5年12月時点

入庁動機・きっかけ


生まれ育った北海道に貢献できる仕事に就きたいと考え、道内の様々な民間企業や市町村職員などを広く検討していました。道職員について調べる中で、多様な分野を経験できる機会があることや転勤を通して地域を深く知る機会があること、ライフステージに応じた様々な支援制度があることに魅力に感じ、入庁を決めました。

今の部署の仕事について


後志は、北海道らしい雄大な自然や美味しい海の幸・山の幸が豊富で、「北海道の縮図」とも呼ばれる魅力的な地域です。商工労働観光課では、地域経済活性化のため、雇用の改善や食と観光の振興に取り組んでいます。その中でも、私は後志の豊かな食を発信するための商談会の開催や、管内事業者が道内外の催事や商談会に出展する際の支援を行っています。また、近年注目を集めている後志産のワイン振興のため、より地域の方々にもワインに親しんでいただくためのセミナー開催や、地元高校生向けの就業体験の実施などの実施に取り組んでいます。
食品やワインの製造・流通など、全く経験がない分野のため、専門用語や法律、他の振興局の取組など、勉強の日々ではありますが、食品製造の背景や込められた想いなどを、直接事業者の方々から伺うことができるので、その魅力を多くの人に届けられるよう、業務に取り組んでいます。

印象的だった仕事のエピソード


仕事で特に印象的だったのは、昨年度札幌市で開催されたG7でサブリエゾンとして従事させていただき、担当する国の担当者のスケジュール管理や会場案内のサポートを行ったことです。日常で英語を話すことがないため不安も大きかったですが、世界規模の会議の裏側を間近で見ることができ、貴重な経験になりました。

働いて実感する魅力とやりがい、将来像


入庁してから分野や業務の多様さを改めて実感し、様々な経験をできることも魅力の1つだと感じます。1つの分野で専門性を高めることも、異なる分野を希望することもできるため、多様な業務経験を積みながら自分のキャリア形成することができます。
本庁では、全道規模の事業に携わり道全体としての取組について知ることができ、振興局では、地域の声を直接伺いながら、より地域と近い業務に携わることができる魅力があります。実際に後志に異動し、自分も地域の一員として暮らすことで地域の抱える課題や地域のニーズをより深く知ることができると感じます。
地域のためにどのようなことができるのかを考え、様々な職務経験を積み、道民や職員に信頼される職員へ成長していきたいです。

休日・プライベートの過ごし方


後志は車で約30分の距離にニセコや蘭越など温泉があるので、平日の仕事帰りに行き、リフレッシュしています。
週末は、倶知安町「じゃが祭」に振興局職員で参加、共和町「かかし祭」に職員でかかしを制作、アンヌプリ登山に挑戦、温泉巡り、人気のパン屋さんに行き羊蹄山が見える公園でピクニック…と、地域のお祭りに参加したり、ドライブしたりすることが多いです。また、札幌に住む家族や友達を招いて観光スポットや地元グルメを案内して巡ることもあります。

ある1日の流れ

8:45
出勤、直近の業務やスケジュールの確認
9:00
係打合せ(1週間のスケジュール、業務の状況など)
9:30
本庁や事業者からの照会やメールの対応
12:00
昼休み
13:00
催事に向けた管内食事業者との打合せ
17:00
帰庁、打合せ内容のまとめ
17:30
退勤